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犬の認知症ってなに?どんなことが起こるの?

犬の認知症について

犬も人間と同様に認知症が起こることをご存知ですか?

認知症は長生きをしている証拠でもありますが、突然の変化に飼い主さんが戸惑ってしまうことも多々あります。

いつか起こり得る愛犬の認知症に備えられるよう、犬の認知症について知っておきましょう。

犬の認知症とは

認知症とは認知機能不全症候群と医学的には呼ばれることも多く、高齢期になると脳で加齢に伴う変化が起きることが原因で認知能力が徐々に低下することを指します。

認知能力の低下によって起こる行動の変化は、その子によって現れるものが異なります。

行動変化によって飼い主さんが認知症に気づくことが多く、飼い主の生活への影響が大きくなるため、負担になってしまうことも問題点と言えます。

認知症になるとどんなことが起こるの?

空間把握の変化

見当識障害とも呼ばれ、今まで迷ったことの無い家の中で自分の場所がわからなくなったり、角に入り込んで出られなくなるなどの変化が見られることが多いです。

高齢犬と暮らしている飼い主は、壁に頭をくっつけたまま動けなくなっているのを見かけたことのある方もいるのではないでしょうか。

このような方向感覚や自分のいる場所がわからなくなるということが起こることもあります。

自分以外のものへの行動変化

特にわかりやすいのは、飼い主に対しての反応かもしれません。

対飼い主や、他の犬に対して無関心になったり、攻撃的になるなどの変化が見られます。

正しくは社会的相互作用の変化とも言いますが、高齢になって聴力や視力の衰えに伴って現われる攻撃性や無関心だけでなく、認知症によるものである可能性もあるでしょう。

睡眠サイクルの変化

夜鳴き」や「昼間よく寝る」というのが該当します。

昼夜逆転と呼ばれることもありますが、昼間に寝て、夜活動的になるという睡眠サイクルの変化が見られることがあります。

これにより、飼い主さんの睡眠時間が削られてしまったりご近所トラブルにつながるなどして、飼い主さんが悩むケースも多いです。

学習行動の変化

トイレの粗相が増えるのも、学習行動の変化という認知症による行動変化の一つである可能性が高いです。

今までトイレやしつけで失敗をしたことが無かったのに、失敗をする頻度が増えたなどの問題があった場合は行動変化が現れ始めているのかもしれません。

ただし、疾患がある場合などもトイレの粗相が増えることはあります。

まずは変化に気づいたら認知症と決めつけずにまずは受診しましょう。

活動の変化

寝てばかりいる、食欲が大幅に減った、なども認知症による変化の一つである可能性があります。

高齢により体力や消化機能が低下して、活動性が低下することもありますが、認知症でも活動に変化が見られる場合があります。

ただし、目に見えない部分で何か病気が進行していて元気がないという場合もあります。

高齢になったら定期的な検査をして全身状態を把握しながら認知症にいち早く気付けるのが理想的です。

まとめ ~行動変化に気づいたら?~

認知症か否かというのは、他に問題行動を起こす要因になるような病気の有無をまず確認する必要があります。

病気がないことが確認された場合に認知症と診断されることになります。

行動変化が認知症ではなく実は病気のサインである場合もあるので、自身で認知症と判断するのではなく、かかりつけの先生にきちんと診てもらうようにしましょう。

また行動変化で悩ましい場合は、投薬で問題行動を緩和させることが出来る場合もあります。

一人で悩まず、かかりつけの先生に相談してみることをおすすめします。